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 いささかハッタリめいたお話。

 将来(近いか遠いかは私には分かりませんが)において、NDC不要論なるものが成立し実現するとすれば、それは紙の本がすべて消滅し、完全に電子書籍に入れ替わってしまったときだろうな、という考えが浮かびました。

 「紙の本」という物理的な実体があるものを書架に並べる、というかたちを取る限り、NDCを初めとした体系的な分類法はどうしても必要になります。

 二つ以上の主題を扱った本の場合、どちらの主題をもって分類上のカテゴリに入れるか、といったルールもそれに含まれます。決めておかないと、どこの書架に入れたらいいか分からない……。

 面倒なようでも、必要なことというのがあります。

 せいぜい4~5段程度の書架の家庭文庫や学級文庫であれば、利用する人も特定の少人数ですから、分類など考える必要はないかもしれません。

 しかし、学校図書館や公共図書館ともなれば、統一されたルールのもとに分類配架されているというのが当然のことで、各図書館の創意工夫は、その基盤の上で加えられるべきものです。

 さて、本題はここから。
 世の中から紙の本が消えて電子書籍のみになってしまったとき、物理的な書架というものもなくなってしまいますね。

 したがって資料を探そうというとき、書架の前でブラウジングする、という行為も存在しなくなってしまうわけです。

 そのときにランダムな「件名」での検索を利用することになります。
 従来のNDCに従った紙資料の書架においては「ひとつの場所にしか置けない」資料でも、電子書籍の場合、複数の件名・主題に渡る資料は、それぞれのテーマで検索にヒットします。

 これはつまり、複数の分類書架に同じ本が置かれているのと同じ状態です。

 ここまで至れば、NDCの十進法の制約も存在しなくなり、テーマの優先順位を考える必要もなくなってしまうでしょう。

 NDC不要論は、ここまで来てようやく意味を成すことになります。

 逆に言えば、ここまで来なければ意味を成さない、とも言えるのです。
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2011.01.29 Sat l 図書館 l COM(0) TB(0) l top ▲
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