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最近(少しだけ)話題になったこの記事。

県立図書館閲覧・貸し出し廃止検討、再考求める声広がる/神奈川

サイレント・マジョリティたる社会が、公共・学校を含めた「図書館」というものの存在意義や機能に関して無理解なのはなぜだろうか。

これは、図書館史を学んだ人ならアウトラインは知っているけれど、戦後の公民館や公共図書館の勃興は、「私たちの町に図書館を」という市民の側からの運動で始まった。少なくともこの頃までは、市民は知識や教養を望み、その拠点としての図書館や公民館を欲していた。

方や今はどうか。

このニュースについたFacebookコメントはいろいろあるが、実名を伏して紹介してみよう。

××××  宮崎県宮崎市
失業中の求職者とか80才前の老人とか月一でしか利用しない女性とか、お前らは行政コストとか考えてんのか?
結局タダで使えるから利用してるだけで、無けりゃ無いで他の無料スペースに行くだけなんだろうが。


この人は、まず間違いなく記事本文をきちんと読んでいない。「他の無料スペース」に代替できない意義と機能がある(しかもそれは各図書館がどのような特徴を持って、どのように利用されているかということが明記されている)からこその公共図書館だからこそ記事になっているということを見事に読み落としている。
この人のウォール書き込みを確認したけれど、どうやら絵に描いたようなネトウヨ君のようだ。おそらく図書館をほとんど利用したことがないのだろう。こういう人たちこそ、ネットだけに情報を依存せず、もっと公共図書館を利用してもらわなければならないのだ。

×××× 株式会社××××× 経理財務部
維持管理費の捻出にも困れば、閉鎖はしょうがないでしょう。人口減の流れの中で今までどおりの社会インフラを維持するのは現実的ではないので、これから図書館だけではなく道路や橋などの通行禁止も増えるでしょう。出来るだけ社会インフラの維持を低コストでやっていかないと、現役納税層の負担が際限なくなってしまう。


公共図書館を道路や橋・箱物などの社会インフラと同次元で考える限り、上の人の言っていることは正しい。これは悪口ではないけれど、経理財務部という肩書きを見て、確かにこういう風に考える人が経理部に向いているのだろうと思った。経費を削られるそれぞれの部署の人間には嫌われるだろうが、嫌われるということも含めてが経理部の存在意義なのだ。

ただ、ゼネコンを富ませただけの要らない箱物と、公共図書館を同一視されては、本当は社会にとっても損失なのだけれど、それは図書館界にとって「だけ」自明のことで、図書館業界で働く人々自身がどれほどそれを選挙民や政治家へ訴えてこれたかというと……現状を見れば一目瞭然。

それは学校の中での学校図書館も同じ。第一は授業・授業計画・教師の錬磨であって、学校図書館は学習センターと言われながら司書も常駐できず、書架の整理や行き届いた選書もままならない、これ全て、つまるところは図書館界の怠慢ではなかったかい?

毎年毎年春闘のごとく、東京の議員会館へ陳情に行けば「活動した」ってわけじゃ絶対にないはずだが……。
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2012.11.12 Mon l 図書館 l COM(0) TB(0) l top ▲
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