「大空のドロテ」全3巻、読了しました。
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瀬名 秀明

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 この本に一番感動できるのは、むろん本家モーリス・ルブランのルパンシリーズをほぼ全巻読破した人でしょう。

 もしそうでないにしても、「怪盗紳士ルパン」「奇岩城」「813」「続813」「ルパンの告白」、それにドン・ルイス・ペレンナものの「三十棺桶島」「金三角」「虎の牙」は読んでおいた方がいいでしょう……ってここまで来るとほぼ全部読めと言っているに等しいですね(苦笑)。

 それと、タイトルにもなっているヒロイン、ドロテが活躍するルブラン唯一の作品「綱渡りのドロテ」(「女探偵ドロテ」)も絶対押さえておくべき。

 あちこちに、正典を読んでいればこそ感動できる小ネタが沢山仕込んであるので、本当にこれは是非お勧めしておきたいのです。

 「マリー・オーギュスト」とか「ジュヌビエーブ・エルヌモン」といった名前が出てくるだけで、その名前が背負ったドラマが立ち上ってくるのを味わえるのは、ルパンの愛読者ならではの特権だと思います。

 そして、これが21世紀に書かれた小説であることの意味は、悪役であるV(ヴェ)のキャラクター設定や、チェスタトンが力説する「正義、ロマンス」の意義にこそある、と私は感じました。

 ここで唐突に、日本のヒーロー、仮面ライダーの話になります。

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2013.02.27 Wed l 図書館 l COM(0) TB(0) l top ▲