上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top ▲
8月6日は勤務校の登校日でした。
そこで図書館だよりも番外号を出しました。以下はおたよりコラムの再録です。

-------------------------------------------------------------------------
 夏はたいへんに暑い。
 うっかり水分補給を忘れて屋外に居たら、たちまち熱中症で命の危険があるくらいに、暑い。 むしろ、「熱い」と書いてもいいくらいに、燃えるように暑い夏が現代では毎年のようにやって来ます。私個人の実感では、30年くらい前の夏に比べたら、今の夏の方が、ずっとずっと暑く感じます。
 ……ただし、今体験するどんな夏よりも熱い夏が、かつて日本にありました。

 今日は8月6日です。
 69年前の1945年8月6日(月)8時過ぎ、広島に原子爆弾が投下されました。
 万単位の人々が命を失い、運よく生きのびた人たちも重い放射線障害に苦しむことになりました。原爆がなぜ開発され、なぜ広島と長崎に落とされたのかということについては、様々な研究書や歴史書に書かれていますから、興味ある人は読んでみて下さい。

 ここでは、当の原爆を落とした側の人間がどういう風に原爆投下をとらえていたのか、ということを書いておきたいと思います。
 数年前、原爆を投下した米軍機「エノラ・ゲイ」の乗組員が来日して、被爆者と対面したことがあります。彼は原爆資料館なども訪れ、被害の実態を見せられました……が、対面した被爆者に対してはいっさい謝罪の言葉は口にせず、逆にこう言ったのです。
 「アメリカにはこういう言葉がある。『リメンバー・パールハーバー(真珠湾を忘れるな)』」

 つまり、原爆投下は彼に言わせると、宣戦布告前に行われた「ひきょうな真珠湾攻撃」への仕返し・報復だというのです。彼に限らず、そういう風に考えるアメリカ人は決して少なくない。彼は、原爆の被害を知るには知ったが、実はまるで共感していなかったのです。

 変わった人間、特別に冷たい人間だからそう言えたのではありません。戦争する国・社会を動かしている人間たちは、そういう鈍感な人間が必要だったから、教育の結果、鈍感な人間が出来あがったのです。
 今生きている、成長途上のあなたも、例外ではありません。
 人間には、会ったこともない他人や遠い外国の人々の不幸を思いやることができる想像力と優しさを持ち合わせている人もいれば、これまた会ったこともない外国人をただ外国人であるという理由で口汚くののしり倒すような下劣な品性と視野の狭さを持つ人間もいます。……どちらの人間にも、未来のあなたはなる可能性がある。

 2014年の真夏の太陽を見上げ、69年前の夏の空を想像するとき、「やさしさを失わないでくれ。弱い者をいたわり、たがいに助け合い、どこの国の人とも友だちになろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえその気持ちが、何百回裏切られようと」という、ある宇宙から来たヒーローが残した言葉を思い出します。出来れば、あなただけでもそういう人になってほしい、と私は思うのです。
関連記事
スポンサーサイト
2014.08.07 Thu l 図書館 l COM(1) TB(0) l top ▲

コメント

ニュース23?
その映像を見ました。
字幕で「遺憾に思います」と出ました。
ウソつけやーと、TV局に呆れました。
2014.09.17 Wed l simizu. URL l 編集

コメントの投稿












       

トラックバック

トラックバックURL
→http://amenhotep.blog22.fc2.com/tb.php/142-9c098dce
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。