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聖夜 ― School and Music聖夜 ― School and Music
(2010/12/09)
佐藤 多佳子

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 内容紹介の方はこちらにゆずるとして(笑)。

 問題は、これが「課題図書」としてどうか?ということですね。

 43歳の私の眼から見て面白く、すぐれた小説であることは認めます。

 特に、主人公の父親が聖職者であること、そのメンタリティは実に身近なものでした。

 「幻魔大戦」(平井和正)を読んだ高校時代から「宗教」というものについて考えようとしなくても考えてきた自分にとっては、「あー、こういう人っているよ~」って感じです。

 善意にあふれているけれども、罪びとに同情はしても共感はしないし、いわんや同じドブにつかって一緒に苦しんでくれたりは絶対にしない人々。でも自分がそういう欠陥人間だという自覚はない、という感じの。

 もちろん、母親の手紙を息子に見せない、という選択をすることで苦しみはするけれど、教義の縛りからはどうにも逃れようがない。

 あ、いかんいかん話がずれた。

 今書いたようなことはあくまで脇道で、メインテーマは主人公鳴海くんの音楽とのかかわりと、ハイティーン特有の筋道建てて割り切れない混沌とした思いの流れにあります。

 そして、「文章で表現されるサウンド」をきちんと読者が想像できるかどうか、鳴海くんのこだわりを理解できるかどうか、がこの物語を「乗って読めるか」どうかの分かれ道になるような気がします。

 んー、でもうちの職場の中学生には難しいかもなぁ。読んだ生徒の感想を訊いてみたい。なにしろ、まだ誰もこの本を借りていないのであります(苦笑)。
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2011.05.28 Sat l 図書館 l COM(8) TB(1) l top ▲

コメント

課題図書
ご紹介ありがとうございます♪
次は
こちらのプログを見て『スピリットベアにふれた島』を読み始めました!
2011.05.29 Sun l さくらの葉っぱ. URL l 編集
No title
とても理解できません・・・

これで読書感想文はちょっと無理かな(笑)
2011.08.16 Tue l 中学生. URL l 編集
Re: No title
 >中学生 さん

 「名誉ある撤退」ということもありますよ(笑)。感想文なんて、本気で入選・特選を目指す人以外は、友達に本の紹介をするつもりで書くくらいの気楽さでいい、と私は思います。自分が一番好きな本を選んで再チャレンジして下さいね。
2011.08.16 Tue l keep9. URL l 編集
No title
はじめまして。中学生の紫穂と申します。
読書感想文でこの本を書く事になって…。
小説としてはすっごく面白いんですけど、感想文を書くとなると難しいです…。
でも鳴海くんには結構共感できたので、今から頑張ります!
2011.08.21 Sun l 紫穂. URL l 編集
Re: No title
 >紫穂さん コメントありがとうございます。

 鳴海くんに共感してくれたのはすばらしい! たぶん、感想文を書くとなると難しいというのは、自分が中学生・高校生だったころを思い返すと、こういうことだったんじゃないかな?と考えるところがあります。

 感動は間違いなくしてるんだけど、それを他人に分かるように説明しようとすると言葉にしにくい。または、借りものの言葉、まだ自分自身のものになってない言葉で表現してしまいそうになる……そんな感じです。

 実際、中学生の段階で100%自分の言葉で説明できる子はほとんどいないと思います。借り物OK!受け売り上等!くらいの気楽な感じでまずは書いてみてはいかがでしょうか。いろんな言葉を投げてみて、「自分なりの感動」っていうボンヤリした標的に当たるかどうか、トライしてみて下さい。

 あるいは文章を書いていくうちに「流れ的に」「文章がパタリと停まってしまう」というのも良くありますよね。

 こういう場合は、あきらめて数行分消して書き直すか、初めに戻って書き直しましょう。きっと自分の感動とは違う文章を書きそうになっていた、てことだと思いますから。

 頑張って下さい!
2011.08.22 Mon l keep9. URL l 編集
No title
初めまして。
中学生、HIRQと申します。

ただいま、読書感想文と格闘中です。
もちろん、「聖夜」を読ませていただきました。
とてもいい話ですよね♪
僕は好きです★

ただ、感想文は…  ねぇ…
2011.09.02 Fri l HIRQ. URL l 編集
Re: No title
 >HIRQさん

 コメントありがとうございます。

 前ののコメントにも書きましたが、読書感想文は、「自分の語彙(ボキャブラリ)の範囲内で」書くものです。感じたまま、で5枚埋まらない場合……私が中学時代に使った裏技は、「キャラ1人について1枚ずつ人物評を書く」というものでした。漱石の「三四郎」で使った手です。

 主要キャラは沢山居ますから、考えつくことを1人について沢山書いていくわけ……あんまり褒められたことじゃないですけど、この手で郡の入選まで行きましたからあながち的外れというわけでもないようです。
2011.09.02 Fri l keep9. URL l 編集
No title
こんにちは。同じ本の感想記事を
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お気軽にどうぞ。
2012.12.25 Tue l 藍色. URL l 編集

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俺は記憶のないころから鍵盤に触れてきた。聖書に噛みつき、ロックに心奪われ、メシアンの難曲と格闘する眩しい少年期の終わり。 2011年の第57回青少年読書感想文全国コンク
2012.12.25 Tue l 粋な提案
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