4月から異動になり、小学校図書館へ赴任しました。

ここは小中一貫校の小学校側の図書館で、2年前に小学校校舎全体が新築されたものです。

以前福岡市内の某小学校を見学させていただいたときに見た開放教室の考え方が若干入っているように見受けられます。図書館の方も、廊下と一体化して通り抜けが出来るようになっているため、廊下で思わずかけっこしてしまう小学生諸君が思いきり駆け込んできて、「はい走らないよ−」と私に注意されています。ま悪意がないのは分かってるんですが。

肝心の書架の方は、NDCルールが徹底されておらず、私自身もどこに本を戻したら良いか迷ってしまう状態です。

別置棚があってももちろん良いのですが、別置棚であるという表示が個々の本にないため、大変困ってしまいます。しばらく現状で運用しつつ、レイアウト変更で対応します。現在作業中です。
2015.05.05 Tue l 図書館 l COM(0) TB(0) l top ▲
司書ブログであまり政治の話をするのもなんですが、もういい加減にしてほしい。



こういう無教養で戦闘的でやたらに僻みっぽくて口の軽い人間が推し進める「道徳教育」てなんですか。

自分の言葉一つ一つでいくつもの人命が吹き飛んでしまうような地位にある、という自覚なんか毛ほどもないじゃないですか。
2015.02.21 Sat l 世相 l COM(0) TB(0) l top ▲
 そろそろ今年もおしまいです。

 学校司書のくせに社会的発言・政治的発言は厭わないつもりの私も、今後「発言に注意する」ことになるかもしれません。現首相の極右政治路線を支持する人は別として、「学問の自由」だの「思想の自由」「表現の自由」「報道の自由」の大切さを、図書館教育を通じて又は読書そのものを通じて子どもたちに知ってほしいと思っている私のような人間はますます発言しにくくなるでしょう。

 一昔前は冗談ですんだ「あんなサヨク司書を学校は雇うのか!」という罵声を受ける事態を、今はリアルな可能性として考えなければならないように、来年はなるかもしれません。

 さて、そんな馬鹿な年にならないよう、これからも微力をつくさないと。
2014.12.24 Wed l 図書館 l COM(0) TB(0) l top ▲
 今年3月に、昭和時代の仮面ライダーと平成ライダーが対決!なんて映画が公開されたらしいですね。
 らしいですね、というのは私はたまたまテレビで流れた予告編しか視ていないからなのですが(笑)、今年最後のコラムは、ちょっとそれにからめたお話です。

 1972年に初めて放送された「仮面ライダー」では、オープニングナレーションでこんなセリフが流れていました。

 「仮面ライダー本郷猛は改造人間である。彼を改造したショッカーは世界征服をたくらむ悪の秘密結社である。仮面ライダーは、人間の自由のためにショッカーと戦うのだ!」

 もともと仮面ライダーというのは、知能体力ともに優れた本郷猛という青年が秘密結社ショッカーに拉致され、その身体を切り刻まれて改造手術を施され、バッタの飛翔力とパワーを移植された改造人間としてよみがえるところから始まります。そして、悪の命令通りに動かすための脳の改造をされる前に脱出し、自分を改造したショッカーと戦うようになるのです。
 彼にとって「戦い」とは、正義のためとか平和のためとかいう以前に、自分自身の自由を取り戻すための戦いだったのです。

 「正義の味方」と呼ばれるテレビや映画のヒーローは、仮面ライダー以前にもたくさんいました。
 しかし……

 第1作の「仮面ライダー」が放映開始されたのは、1972年です。

 沢山のおびたたしい人命が失われ、かろうじて生き残った人々にもぬぐいがたい大きな傷を残した第2次世界大戦が終わってから、まだ27年しか経っていません。
 戦争を経験した世代の人々が、まだ現役でバリバリ働いている時代でした。
 当然、「仮面ライダー」の製作スタッフたちも、プロデューサー以下、戦争体験世代ばかりでした。
 ○○中図書館の蔵書にもある「仮面ライダーをつくった男たち1971・2011」に載っている話ですが、プロデューサーの平山享さんは、十代のころ、東京大空襲で焼死・溺死した沢山の遺体を片付けるために、軍の命令で作業に駆り出された事があるそうです。

 幼いわが子を守ろうと、両腕で子どもを抱え込んだ母親と子どもの焼死体が川に沈んでいた、ということも書かれています。

 平山さんだけではありません。
 出演者やスタッフたちにとって、戦争とは絵空事ではない、なまなましい実体験だったのです。

 そういう人たちが新しいヒーローを創りだそうとしたとき、「正義のために戦う」という言葉を嫌ったのは、当然のことでした。
 スタッフたちが経験して来た戦争というものは、常に美しい正義・大義名分をかかげて始められるものだからです。そして簡単に終わらせることができない。もうご立派な正義なんてこりごりだ。
 正義という言葉は、彼らにとって、さっぱり信用ならないもの、当てにならないものであったでしょう。

 その代わりに選ばれたのが「人間の自由のために戦う」という言葉でした。
 そう、戦争しようとする国が真っ先に奪い去ろうとするもの、それは人間の自由です。

 自由な意志を持たず、命令通りに敵を殺すことが出来る人間こそ、戦争をする国がいちばん欲しがる国民の姿です。それは人間の脳を改造してしまうことによって意志を奪い、リーダーの手足として働かせる秘密結社ショッカーのイメージそのものではありませんか。

 これからみなさんにとって、さらにしんどい時代がやってくるかもしれません。
 今持っている自由を、絶対に手放さないでください。

 自由を、正しく使って下さい。

 それこそ、仮面ライダークウガ・五代雄介が叫んだように、「みんなに笑顔でいてほしい」っていう目的のために、自由を使ってくれるとうれしいです。
2014.12.15 Mon l 図書館 l COM(0) TB(0) l top ▲
 ずいぶんとこのブログも更新間隔が空くようになってしまいました。

 ノウハウの情報交換となるとすでにFacebook内のコミュニティでかなり充足されちゃってますし、司書としてのブログを続ける意味がどれだけあるかという気持ちになってきたのも事実です。

 いっぽうで、学校図書館の話題以外となると、以前「日々是不穏」というタイトルの時評ブログをやっていましたが、言いたいことは山ほどあります。
 あの頃は、日本という国の政治が発する言動がこれほど劣化するとは思ってもみませんでしたし、言葉の重みがこれほど失われるとは思ってもみませんでした。

 嘘も100回繰り返せば、とばかりデマ飛ばしにいそしむ与党政治家とその追従者には本当に呆れかえっていますし、それにしっかり影響されている人は残念ながら学校司書の中にもいるようだし、本当に何とかしなければ、という焦燥感はつのるばかりです。

 「知への畏敬」はどこへ行った??
2014.09.23 Tue l 世相 l COM(0) TB(0) l top ▲